2026/09/27 11:45
「3日間クレンズしたら3kg落ちた」、そういう投稿を見て、週末に試そうか迷ってる人向けに書いてる。結論から言うと、クレンズは魔法の減量法ではない。ただ、食習慣を一回リセットするきっかけとしては悪くない。この線引きを最初に共有したい。
最初の数字は、ほぼ水分
短期間で体重がストンと落ちる理由はシンプル。摂取カロリーが激減すると、体はまず肝臓に蓄えたグリコーゲンを分解して使う。このグリコーゲン1gには水が3〜4g結合してるので、減った分だけ水も抜ける。だから3日で2〜3kg減っても、その大半は水と糖質の在庫であって、脂肪ではない。
普通の食事に戻せば数日で戻る。これはリバウンドというより、そもそも落ちたものが脂肪じゃなかった、という話。
「デトックス」という言葉の扱い
米国のNCCIH(国立補完統合衛生センター)は、市販のクレンズ・デトックス製品が体から毒素を排出するという主張を裏付ける良質な研究は乏しい、と明確に書いてる。体内の解毒は肝臓と腎臓が24時間やってくれてて、そこにジュースを流し込んで加速する仕組みは、いまのところ確立されていない。
この前提を飲み込んだ上で、それでもクレンズをやる意味はあるか?、ある、と個人的には思ってる。ただし目的を「解毒」ではなく「食べ方の再設定」に置き換えたときだけ。
やってみて実感した3つのこと
去年、3日間のジュースクレンズを試した。仕事量を落とせる週末に合わせて、コールドプレスのジュースを1日6本。感想を素直に書く。
1日目の夜が一番きつい。空腹より「噛みたい」という欲求が強い。テレビでラーメンのCMが流れた瞬間、本気で心が折れかけた。2日目の朝、意外と体は軽い。ただし頭は少しぼんやりする。集中して原稿を書く日には向かない。3日目、味覚が変わる。復食で食べた蒸しキャベツが、驚くほど甘く感じた。これは面白い体験だった。
体重は1.8kg減って、1週間後には1.2kg戻った。差し引き0.6kg。労力に見合うかは、正直、微妙。
やる前に確認したいこと
厚生労働省のe-ヘルスネットでも触れられているが、1日800kcalを下回るような極端な低カロリー食は本来、医師の管理下でやるもの。市販のクレンズジュース6本で1000〜1200kcal前後になる商品が多いけれど、それでも通常食からの落差は大きい。
妊娠中・授乳中、糖尿病や腎疾患で治療中、摂食障害の既往がある人は、自己判断でやらない方がいい。10代も基本的に対象外。健康な成人が、1〜3日、短く試す。これが安全圏。
ジュースの中身をちゃんと見る
コールドプレスジュースは低温圧搾で作られていて、ビタミンCや葉酸、カリウム、ポリフェノールを摂りやすい。ただし搾りかすと一緒に食物繊維(特に不溶性)がごっそり抜ける。丸ごとの野菜より繊維量は少ない、と覚えておきたい。
糖質も無視できない。りんごやビーツが多めのブレンドだと100mlあたり50kcal前後、1本330mlで160kcalを超えることもある。「野菜ジュースだからヘルシー」で6本飲むと、糖質だけで1日100gに届く場合がある。これはご飯茶碗2杯半に相当する。
復食が本体だと思ってる
ここが一番大事な話。クレンズ本体より、終わった後の3日間で結果が決まる。急に唐揚げ定食に戻すと、胃腸が驚くし、体重も一気に戻る。
私は復食1日目を具なし味噌汁とお粥、2日目に豆腐と蒸し野菜、3日目から魚と玄米、という順で戻した。この期間に「あ、これくらいの量で満足できるんだ」という感覚が残る。これがクレンズをやる本当のリターンだと思ってる。減った体重ではなく、リセットされた食欲の基準値。
向いてる人、向いてない人
向いてるのは、外食続きで胃が疲れてる自覚がある人、食欲のコントロールを一度リセットしたい人、週末に時間と静けさを確保できる人。
向いてないのは、翌週に大事な仕事が控えてる人、運動を継続してる人(エネルギー不足で怪我しやすくなる)、体重を長期的に落としたい人。長期の減量なら、地味だけどタンパク質を確保しつつ総摂取カロリーを150〜300kcal減らす方が、確実に脂肪が減る。
まとめると
ダイエットの本命として期待すると、たぶん裏切られる。ただ、食べ方をリセットする短期イベントとしては、やる価値がある人もいる。ここを混同しないことが、たぶん一番大事。
そして、始めるなら復食までがワンセット。ジュースを飲み終えた瞬間からが本番、くらいに考えておくとちょうどいい。
普段の食事に一杯足すという選択肢
クレンズほど極端なことをしなくても、日々の食事に発酵素材や食物繊維を意識的に足すだけで、お腹の調子は変わってくる。ポイントファーマのファイブポイントデトックスは、そういう「日常のちょい足し」向けに設計された商品。まずは自分の生活リズムを崩さない範囲で試してみるのも、ひとつの手だと思う。
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