2026/09/25 14:45
「クレンズ」って言葉、なんとなく使ってる人が多いと思う。私も最初はそうだった。カフェのメニューで「クレンズジュース」を見て、健康に良さそう、くらいの理解で頼んでいた。
でも調べていくと、クレンズには大きく分けて3種類あることがわかる。ジュースクレンズ、ハーブクレンズ、そしてファスティング。それぞれ考え方も方法もまったく違う。この記事では、この3つの違いを整理しておく。
そもそもクレンズとは
英語のcleanseは「洗う・きれいにする」という意味の動詞。日本では健康・食生活の文脈で使われることが多く、一般的には「一定期間、食事の内容を絞って消化器を休ませる」というニュアンスで語られている。
ただし「体内の毒素を出す」といった表現は科学的な裏付けが弱く、厚生労働省のe-ヘルスネットでも、健康な人の体は肝臓と腎臓が代謝と排泄を担っていると説明されている。だからクレンズを「毒出し」と捉えるより、「食習慣を一度リセットする期間」と捉えたほうが実情に近い。
ジュースクレンズ
一番よく知られているのがこれ。野菜と果物を低速回転でしぼった「コールドプレスジュース」を1日数本、固形物の代わりに飲むスタイル。期間は1日から3日が多い。
特徴は、噛まずに済むぶん消化器への負担が軽いとされること。ただしタンパク質や脂質、食物繊維が不足しやすいので、長期間はおすすめされていない。
私が最初に試したのは2022年の夏で、1日だけの短期プランだった。正直、夕方には頭がぼーっとしてきて、これを3日続けるのは自分には無理だなと思った。向き不向きがはっきりする方法だと思う。
ハーブクレンズ
植物由来の素材を活用するタイプ。代表的な素材にはミルクシスル、ダンデライオン(セイヨウタンポポ)、ジンジャー、フェンネルなどがある。錠剤・カプセル・お茶・粉末など形状はさまざま。
ジュースクレンズと違って、食事を全部置き換える必要はない。普段の食生活に取り入れて、食習慣の一部として使うのが基本の考え方。ミルクシスルは米国NIH(国立衛生研究所)のNCCIHでも古くから使われてきたハーブとして紹介されている。
「食事は普通に摂りたいけど、生活習慣を見直したい」という人には、この形が現実的だと思う。
ファスティング(断食)
一定時間、固形物を摂らない方法。水だけの本格的なものから、酵素ドリンクを併用するもの、16時間だけ食べない「16:8」のような時間制限型まで幅がある。
ジュースクレンズとの違いは、ジュースクレンズは「飲む」ことが前提だけど、ファスティングは「食べない・飲まない時間を作る」ことが目的という点。重なる部分もあるけれど、思想が違う。
準備食(前日から胃を軽くしておく)と回復食(復帰時にお粥などから戻す)が重要とされていて、いきなり始めていきなり終わるのはリスクがある。持病のある人、妊娠中の人、体重が少ない人は医師に相談してからのほうがいい。
3つの違いを整理
ざっくり言うとこうなる。
ジュースクレンズは、固形物の代わりに野菜・果物ジュースを飲む。期間は短期(1〜3日)。手軽だが栄養は偏りやすい。
ハーブクレンズは、植物素材を日常の食事にプラスする。期間の縛りはゆるく、続けやすい。食事は普通に摂る。
ファスティングは、食べない時間そのものを作る。厳格さは幅広い。準備と回復のケアが必要。
どれを選ぶかは生活次第
結局のところ、どれが正解ということはない。仕事のある平日にジュースだけで過ごすのは現実的じゃないし、逆に週末なら試しやすい。日常的に無理なく続けたい人はハーブ系、思い切って区切りをつけたい人はファスティング、という選び方になる。
共通して言えるのは、極端にやらないこと。厚生労働省の食事摂取基準にもある通り、健康な食生活の基本は「必要な栄養素を過不足なく摂ること」であって、何かを一気に断つことではない。クレンズはあくまで食習慣を見直すきっかけの一つとして捉えるのが、たぶん一番現実的だと思ってる。
ハーブ素材を日常に取り入れてみたい人向けに、当店では「ファイブポイントデトックス」というハーブブレンドを扱っています。気になる方は商品ページを覗いてみてください。
詳しくは ファイブポイントデトックス をご覧ください。

