2026/09/22 05:58

「前と同じものが、なんで倍近いの?」。そう思われるのは当然だと思います。仕入れる側の中身を、そのまま話します。

まず円です。2021年は1ドル110円ほどでした。いま155円前後。海外から原料を買う立場だと、これだけで支払いが4割強ふくらみます。為替は自分たちでどうにもできない。ここが一番大きい。

次に原料。フェンネルやローズヒップ、クローブ。畑や産地の作物なので、天候と現地事情に左右されます。エルニーニョの年はとくに読めない。ここ数年、下がる場面がほとんどありませんでした。

そして運賃。中東の情勢で船の便が乱れると、そのまま輸送費に乗ります。うちも一度、頼んでいた原料が急に止まって、代わりを探し直した経験があります。

足し算に見えて、実際は掛け算です。円安ぶんに原料高、その上に物流高。重なると倍の近くまでいく。

品質を落とせば値段は据え置けます。でもそれはやりたくなかった。だからいまの価格になっています。ここは正直に受け止めてもらえたら嬉しいです。

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