2026/08/25 08:34
下の子を出産して母乳育児をしていた時期、鉄分が足りてない気がして、サプリを飲もうか本気で悩んだ。ドラッグストアで裏面を眺めて、結局その日は買わずに帰った。何が入っているのか判断できなかったからだ。
授乳期のサプリ選びは、妊娠中とはまた違う気の使い方が必要になる。今回は、私が2ヶ月かけて調べたことと、産院の助産師さんに直接聞いた内容を整理しておく。
成分表示で最初に見るべき3つの場所
裏面ラベルの見方には順番がある。私が助産師さんに教わったのは「配合量→形状→添加物」の順で見ること。
配合量は、1日あたりの摂取目安に対して何mg入っているか。「たっぷり配合」みたいな曖昧な表現しか書いてない商品は、それだけで候補から外していい。数字が書いてないのは、書けない理由があると考えていい。
成分の形状もチェックポイント。たとえば鉄分ならヘム鉄なのか非ヘム鉄なのか、葉酸ならモノグルタミン酸型なのか。同じ成分名でも吸収率がまるで違う。ここまで書いてある商品は、作り手が説明する気があるということ。
添加物は多い順に並んでいる。上位に「還元麦芽糖水飴」「セルロース」など増量剤系ばかり並んでいたら、肝心の成分は少ない可能性が高い。
「授乳中OK」の表記は鵜呑みにしない
ここが一番伝えたいところ。パッケージに「授乳中の方にも」と書いてあっても、それはメーカーの自主判断であって、公的な承認ではない。
私が飲もうか迷っていたハーブ系のサプリを助産師さんに見せたら、「これはやめておいて」と即答された。理由は、ハーブの中には母乳の分泌に影響するものが含まれていることがあるから。パセリ、セージ、ペパーミントあたりは、量によっては母乳量を減らす方向に働くと言われている。逆にフェンネルやフェヌグリークは分泌を促すとされるけれど、これも個人差が大きい。
つまり、成分名を1つずつ調べて、自分で判断するのは相当な労力がいる。だから私は「産院の助産師外来で相談してから買う」というルールにした。
専門家に聞くとき、何を持っていくか
助産師外来や母乳外来で相談する時に、手ぶらで行っても曖昧な答えしか返ってこない。私が2回目の相談で持って行ったのは、この3点。
1つ目は、候補にしているサプリの実物か、成分表を撮影した写真。ラベルの裏面まで全部見せる。2つ目は、今の食事メモ。3日分でいい。何をどれくらい食べているか。これがないと「そもそも足りてるかどうか」の判断ができない。3つ目は、今の悩み。眠りが浅い、疲れが抜けない、赤ちゃんの様子で気になることがある、など。
この3点セットを持って行ったら、20分の相談で「このサプリは今のあなたには過剰、むしろこの食材を毎日足す方が早い」と具体的に返してきてくれた。ネットで何時間調べても出てこない答えだった。
私が結局選んだ基準
迷った末に私が採用したのは、「まず食事、足りない部分だけサプリ、成分は単一かシンプルなもの」という基準。マルチビタミン系はやめて、必要な栄養素を1つずつ足す形にした。理由は、何かトラブルが起きた時に「何が原因か」を切り分けやすいから。
マルチ系は便利だけど、10成分入っていると、赤ちゃんに何か変化が出た時に犯人を特定できない。単一成分なら「これを飲んで3日、変わりなし」と判断しやすい。
最後に、無理しないこと
授乳期は自分の栄養を赤ちゃんに分けている感覚があって、「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーが強くなる。私もそうだった。でも助産師さんに言われた一言が今も残っている。「完璧を目指すと続かない。80点で続ける方が、赤ちゃんにとってはずっといい」
サプリはあくまで食事の補助。まずは味噌汁の具を1つ増やすとか、朝に卵を足すとか、そっちが先。その上で、どうしても足りない部分があるなら、専門家に相談してから選ぶ。この順番だけは崩さないようにしている。
ちなみに当店では、産前産後の身体のリズムに寄り添う商品としてファイブポイントデトックスも扱っている。気になる方は成分表を見て、かかりつけの専門家に確認した上で検討してほしい。
詳しくは ファイブポイントデトックス をご覧ください。

